こんにちは!
Youtuber人気ですね。
楽して好きなことをやってお金を稼ぐ。こんな夢のような仕事子供たちが目標や夢にするのも無理ないですよね。
私も人を楽しませる素敵な仕事だと思います。
が正直Youtuber一本で食べていこうとするのはオススメできません。
子供たちの中にはもしかしたら「勉強なんか必要ない!Youtubeでお金持ちになるんだ!」なんて人も出てくるかもしれないので、Youtubeだけで食べていこうとすることがどれだけ不安定なのものなのか紹介させていただきます。
誤解しないでいただきたいのは、夢を持つことは悪いことではないと思います。
頑張ったうえでチャンネル登録者が増えて今のはじめしゃちょーさんやヒカキンさんのようにお金持ちで人気者を目指すのもありだと思います。
しかし、実際に頂点に立っている以外の人がどうしているかにもきちんと目を向ける必要があるのではないでしょうか。
Youtuberの不安定さ
収入がGoogle頼み
Youtubeで生活している人は素直に尊敬します。
しかし私がYoutuberが不安定だと考える一番の理由がこの収入の発生源です。
超が付くほどの人気Youtuberになることができれば、各メーカーや企業からお金をもらって案件をもらうことができます。
しかし、案件がくるほど人気になるまでの間の主な収入源はGoogleさんから発生する広告掲載費です。
いわゆるアドセンス報酬。
本業と両立させて行うことができればいいですが、撮影、編集時間を考えると毎日投稿は難しいはずです。
社会経験のないままYoutuberになった人はなおさら。
しかしよく考えてください。
なかなかあり得ないことだと思いますが、もし万が一Googleが「明日からアドセンスの広告報酬やめます」と言ったらどうなると思いますか?
Youtuberの収入は完全に0。専業でやっていた人は無職同然になります。
「そんなことはない」と思われると思いますし私もあり得ないと思います。
しかし事実Youtuberに支払われる広告掲載報酬は年々下がっています。
2017年では、日本のYoutube報酬の全盛期の約半額、もしくはそれ以下になっているとまで言われれいます。
そしてYoutubeでの再生回数が1万回未満の動画の広告報酬は発生しない。と規約が変えられました。
つまり年々報酬は下がっているのです。
まずこれにしっかりと目を向けないと、今から始める人が人気になることにはさらに少なくなっていることも想定して行動しないといけません。
見ている人の多くが学生や子供
私はこの広告掲載料が下がった要因の一つは「視聴者の若年化」にあると思います。
企業は広告を見てくれた人が消費してくれるのを目的に広告に対して報酬を払います。
しかしヒカキンさんをはじめとする人気Youtuberを見ている視聴者はほとんどが学生や子供。
スマートフォンを持つ年齢が若くなっているため小学生でもYoutubeを見ることができます。
一方社会人になると学生の時と比べて時間の余裕が極端に減ります。
大人になり結婚して子供が生まれればさらに自分の時間が減るので、Youtubeを見ることの出来る時間は減るのです。
しかしよく考えてください。
小学生向けに広告をバンバン流したとしても、子供たちは自分のお金を自分で管理していません。
せいぜい月々もらえるおこづかい。
大きな消費といえばクリスマスや誕生日に親にねだって買ってもらう程度が限界です。
つまり子供たちの視聴回数がどんなに伸びようと企業からしてみれば消費に結びつかなければ意味がないのです。
これなら広告掲載費が下がっていくのも当然といえば当然です。
アドセンスの契約違反
Youtubeの投稿をしている人で、規約ギリギリの投稿をしている人をみると心から度肝を抜かれます。
例えば通行人の顔を映したまま動画をアップしている人がいますが、完全に肖像権の侵害です。
肖像権は、権利所有者の親告罪なので、アップした段階で罪になることはありませんが、完全にモラルに反しています。
そしてアダルトコンテンツギリギリの投稿。
Youtubeに張り出される広告はアドセンスの広告です。
アドセンスはどんな広告掲載の会社よりももっとも規約が厳しいです。
特にアダルトコンテンツ。
アダルトコンテンツにアドセンスを張ってしまった段階で一発で広告が剥がされ、そして今後一生アドセンスと契約することができなくなります。
Youtuberにとってアドセンスと契約が切れるということは、選手生命終わりです。
広告収入が0になるのですから。
つまり、Youtuberとして生活していたにもかかわらず、あるとき不手際で規約に反する動画を投稿してしまった。
そしてアドセンスとの契約が切れてしまった。
なんてことが起きればもう終了なのです。
年齢が高くなったときに見てもらえるのか
Youtubeをはじめとする動画投稿は、常に新規参入者がいます。
今の子供たちもどんどん参加してくるでしょう。
そんななか自分の年齢がどんどん上がっていくにつれ、視聴者がそのまま増えていくと思いますか?
今のYoutubeで人気がある投稿者のほとんどが20代前後。
視聴している人たちよりもちょっと大人。という世代だと思います。
しかし20代だった年齢が30歳40歳になったとき、同じまま人気でいられるでしょうか。
ほぼ間違いなく新しく参入してくる若い人たち人気は奪われることなると思います。
チャンネル登録者、視聴者が減れば当然収入は減る。
働く必要がないほど稼ぐことができればいいですが、そうはならない人がほとんどといのは今の時点からでも分かります。
20代がピークというのはあまりに全盛期が短すぎるように思えます。
社会的信用がない
Youtuberはどこかに雇われている訳ではありません。
事務所に加入している方もいますがあくまで一握り。はじめはそれぞれ個人で活動します。
主な収入はGoogleアドセンスから発生する広告掲載料。
収入の発生源がGoogleだからと言ってGoogleに雇われているわけではなく、あくまでフリーランス。
もしアルバイトもしていなければ社会的信用はニートに近いものです。
もちろん名前が知れ渡るほどの人気者になれば話は別。
知名度でローンだって組めますし、信用してくれる人も多いです。
が、それに一定のラインに満たない人はある程度足元を踏み固めつつ活動しないと、失敗した時にとり返しのつかないことにもなりかねません。
もちろん趣味で行う分には全く問題ないですが、”職業”として考えるのであれば覚悟が必要です。
炎上するとヒドイ
先日超人気YoutuberのヒカルさんがValuというYoutuberに関する株式においてインサイダー行為のようなものをしたとして大炎上しました。
正式な株式証券所ではないのでインサイダー取引としての罪に問われることはありませんが、
ファンからの信用を失ってしまったことによって、月間のチャンネル解除人数がなんと世界一になるほどの状態に。
様々な企業案件も中止になり、無期限の活動中止を発表しました。
「ファンがいればなにをやっても大丈夫」という訳にはいきません。
むしろファンが多くなれば多くなるほど活動に気を付けないとトラブルが起きた時の反動が大きくなります。
結果、本名、住所などが特定されてしまい、実家や周囲の人達にも迷惑がかかってしまったヒドイ状態になりました。
一時的なものとはいえ公の場に顔を出してお金を稼ぐということは、自分自身にかかる責任も理解しておく必要があるのです。
好きなことだけ出来るわけではない
Youtuberの人達が本当に好きなことだけやって生活していると思いますか?
私は全くそうは思いません。
人気Youtuberの基本は毎日投稿です。
しかしそのためには毎日ネタを考える必要があります。そして毎日編集作業が必要です。
風邪をひいて具合が悪くてもそれをネタに動く人もいます。
それにやりたいことだけやっていても、それは見ている人が楽しめる内容とは違います。
今まで面白ネタで人気を出してきたのに突然政治ネタは出来ないのです。
それに始めるきっかけは確かに好きなことだったかも知れません。
ゲーム実況が良い例ですね。
しかし好きなゲームだけ永延としていてもファンは増えませんし、企業案件をいただいたら好きではないゲームだって”楽しそうに”ゲームをする必要があります。
「案件もらって実況したけどこのゲームつまらないや!飽きたからやめたい!」では済まされないのです。
楽しくない事でも楽しそうに見せる。視聴者を喜ばせる。
これは社会人に求められていることと近いようなものだと思います。
好きなことで生活している様に見えるのは、そう見せているから。ということを理解しておかないと人気Youtuberにはなれないのです。
まとめ
今回Youtuberで生活することがいかに不安定になるの。について紹介させていただきました。
誤解しないでいただきたいのは、Youtuberの方を否定している訳ではありません。むしろネタつくり、撮影、編集などを考えると本当に大変だろうな。と尊敬します。
しかし、小学生の将来なりたい夢の上位に「Youtuber」がランクインした時にやや危機感を覚えたのです。
Youtuberは特に免許も必要ありませんし、学歴だって必要ありません。
テストの成績が悪くても、学校を毎日サボっていたってなることができます。
しかしyoutuberを、努力をしないで生活できる言い訳にしないでほしいのです。
「今勉強しなくたって将来Youtuberになるからいいや」
「学校なんて行かなくてもYoutuberでお金もちになるから大丈夫」
こんな風に努力をしない言い訳にするひとっは必ず出てくると思います。
しかし、Youtuberにも視聴者には分からない努力や勉強が必要です。
それに広告掲載費の上下につねに気を付けていなけばいけません。
チャンネルが突然閉鎖されるかもしれません。
初めから1本で生活するのではなく、趣味で行っていたら人気が出てきたから専業Youtuberに乗り換えた。
このように考えないと生活が不安定すぎるのです。
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